トップページ > 豆腐の豆知識『ご存知でしたか?豆腐うんちく』
古くから親しまれてきた豆腐にはいろんな味わい方だけでなく、様々な「うんちく」もあります。そこでちょっとだけ豆腐うんちくをご紹介しましょう。
「豆腐」と「納豆」。その漢字を見ると豆を腐らせたのが、「豆腐」で、豆を絞って箱に納め固めたのが「納豆」というのが本来正解ではと思うはず。実は、「豆腐」は豆が腐ったから「豆腐」と名付けられたのではありません。古来から中国では「腐」という字には、「くさる」という意味はなく、「ブヨブヨしたもの」という意味があり、 つまり 豆を加工したブヨブヨしたものだから「豆腐」。 そして「納豆」は豆を箱に納めたからではなく、昔お坊さんがお寺の納所(台所)で大豆を原料に作られ普及したから「納豆」と言われるそうです。
豆腐の妖怪と聞くと白くてドロドロ~っとして、歩いた跡は濡れている…そんなイメージでしょうか?でも、その実態(?)は紅葉の模様が付いた豆腐を持って人知れず佇んでいるだけの子ども妖怪。人を怖がらせるのではなく、いつもひと目に触れないよう、こっそり周りを伺っている小心者。幕末から明治時代にかけては凧の絵柄、カルタや双六のキャラクターとして親しまれていたそうです。今で言う「ゆるキャラ」の元祖だったんですね。
豆腐を冷やした「冷や奴」。なんで「冷やし豆腐」と呼ばないのでしょうか?昔、大名行列の先頭で槍や挟み箱を持つ人を「槍持奴」と言い、彼らが着ていた袢纏には「釘抜紋」と言われる四角い大きな紋が付いていたそうです。その紋に豆腐の形が似ていることから四角いままの形で食べる豆腐を「奴豆腐」と言うようになったとか。冷たい事を表す「ひゃっこい」が転じて「冷っこい」「冷や奴」というようになった説もあるそうです。